人と比べて判断し、行動する人がとてもよく目につく今日この頃。「あの人がやるから私もやろう」「みんなが買うから、僕も買ってみよう」そういう思考は誰にでもあるものです。それが全て悪いとは思いません。しかし、中にはこういうケースもあります。
「あなたがそんなボーナスをもらえるなら、私はもっと貰わないとおかしい!」
「あの人はいいよな〜、あんなに順調に仕事が成功して。それに比べて私は・・・」
こういう会話を聞くと、私はこう言いたくなります。
「不平不満を言ったり、落ち込むくらいなら、人と比べるのは辞めたら?」と。
特に後者のように、人と比べて落ち込むのは人生において多大なる損失を被ります。
「あれだけ凄い人がここまでの成績だったら、自分なんてせいぜいこれぐらいが関の山だろうなあ」と、勝手に自分の上限を決めてしまうのです。本当はもっと違った分野、あるいは違ったアプローチでさらに高い次元を目指せる力を持っているかも知れないのに。
また、人と比べることの弊害の1つに、既成概念に縛られる、ということがあります。これまでの常識にとらわれ、本来自分がやりたいことが見えなくなり、願っていることと実際の行動にズレが出るのです。つまり人の目を意識するがあまり、自分の気持ちに素直になれない、ということです。
ならば、人と比べるメリットはないのでしょうか?そんなことはありません。
「自分を成長させるために比べる」のです。
「あの人は1年でこれだけのことを成し遂げたのか!よ〜し、自分はそれを10ヶ月でやってやるぞ!」というように、自分の目標達成を後押しする励みとして、人と比べるのはとても有効だと思います。せっかく比べるなら、自分を押し上げる比べ方はいかがでしょうか? |