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今の調子が良くないと、「私の人生はず〜っと良くない。これからもこれが続くんじゃないか?」みたいに、悲観的に思い込んでしまうことはありませんか?
調子の悪い日が、たった1週間続いただけでも、当事者にとっては長く感じます。そのため、まるで何年も続いているような錯覚を起こすことがあります。
そんなときに、私が工夫していることがあります。それは、スパンを伸ばして振り返ってみること。手帳を取り出して、思い起こしてみます。
・ 2ヶ月前はどうだっただろうか?
・ 6ヶ月前はどうだっただろうか?
・ 1年前はどうだっただろうか?
そこまでスパンを引き伸ばしてさかのぼってみると、きっと調子が良かったときもあったはず。良いときも悪いときも、ある一定のサイクルで起っているはず。でも、記録に残していないから、良かったことは忘れてしまい、悪かったことばかり思い出されてしまうのです。
その結果が冒頭の「私の人生はず〜っと良くない。これからもこれが続くんじゃないか?」につながります。
調子が悪いときには、悪いことにフォーカスしているので、結果的にそういうものばかり引き寄せてしまいます。冷や汗をかきながらクレーム対応をしている最中にパソコンがクラッシュしたり、そんな余裕がないときに限って社員が辞表を提出してきたり。
調子が悪いと思ったときに、まずやるべきことは、「調子が良かったときもあることを思い出す」こと。そして、良いときと悪いときの両方を見て、平均化してみること。
自分なりにやるべきことをやっていれば、「時間が解決してくれる」と信じて、バタバタしない。精神状態を健康に保つ1つのコツです。 |